子どもに楽器を習わせたいけれど、クラシック音楽を好きになってくれなくてなんて、よくきくお悩みの一つ
私の周囲には、ピアノやヴァイオリンを習っているお友達が多く、よくそんな話を聞きます
どうすれば、クラシック音楽を聴けるようになるのでしょうか
こちらでは、そのヒントをご紹介したいと思います
クラシック音楽が流れる環境をつくる
私には音楽好きの子どもが二人います
うたまろは、ヴァイオリンを習っています うたのしんはピアノを習っています
それぞれが、自分で習いたいと言い始めました。
もともと、私がヴァイオリンを弾いていることもあり、うたまろは赤ちゃんの頃から童謡より先にクラシック音楽を聴いてきました うたのしんは、うたまろがヴァイオリンを弾いて寝かしつけていました
育脳みたいな立派なことは考えていなかったけれど、クラシック音楽に自然に親しんでほしいと考えて家で流す音楽はクラシック音楽が主でした
二人の様子を見ていると、オーケストラのようなダイナミックなものより、ピアノだけ、ピアノとヴァイオリンだけのようなシンプルな演奏を好んでいて、子どもにとっては、「クラシック」とか「童謡」みたいな分け方はなくて「音楽」として楽しんでいることがわかります
二人はコンサートも好きなのでよく連れていきます 私は、幼い頃、演奏会によく連れて行ってもらいましたが、長い時間静かにしているのがつらくて 楽しかった記憶はありません
しかし、演奏会でしか味わえない臨場感や迫力も感じてほしいので、二人には 子ども向けの小さいコンサートを選んで連れていくようにしています そこで心掛けているのは、子どもが帰りたいタイミングで帰ることです
大人は、最後まで聴かせなくちゃ!と思ってしまいがちですが、子どもはまだ集中力がそんなにもたないので、全部聴くのが難しいプログラムだってあります
私は、一曲聴いて帰っても良いと思っているくらいなので、「静かにしなさい」ではなく、 「もうたくさん聴いた?疲れた?帰る?」と頻繁に声かけをしています そして、帰り道でアイスクリーム屋さんやパン屋さんをのぞいたりしながら帰るのです 子どもの中に「たのしかった!」という記憶を残したいからです 演奏はよくわからなかったけど、何か一つでも楽しかったという経験を積み重ねたいと思っています
うたまろは、近所のお姉さんのヴァイオリンに憧れてお稽古を始めました 母のヴァイオリンではないのね、うたまろよ
その時、お稽古先の先生に、 「幼いころから環境の中で、常になにかクラシック音楽を流しておくこと」と教わりました
種をまかないところには何も生えてこない 今すぐに芽はでなくては子どもの中で蓄積されていき、いつか必ず花が咲く と励ましていただきました 良い言葉だなぁと思いました
おすすめのCD
子どもは感受性豊かですので、子どもなりの感性で感じ取ります 聴いていなさそうにみえても必ず聴いていますよ
二人の様子を見ていると、複雑なものより一つか二つの楽器で演奏されているシンプルな曲が聴きやすいように思いました
- CD付頭のいい子が育つクラシックの名曲45選 クラシックの定番曲を集めた音楽CD2枚つきの絵本です 曲の様子を絵本で見て楽しむことができ、綺麗な絵ですので子どもの目をひきます 収録曲はモーツァルトの「トルコ行進曲」ベートーヴェンの「運命」「くるみ割り人形」「ラデツキー行進曲」「木星」「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」「ます」「トロイメライ」「亜麻色の髪の乙女」「月の光」「アヴェ・マリア」ほか45曲
- Ballet Class Music バレエのレッスンに使用されるCDですが、著名なピアニストが演奏されていて素晴らしいですよ バレリーナが表現し踊れるように演奏されているのでとても美しい旋律で思わず踊りたくなります
まとめ
幼い子どもに分厚い文学作品を読みなさいと渡しても読めないように、いきなり難しい曲を聴かせても戸惑うばかりではないでしょうか
知っている曲をピアノやヴァイオリンで演奏しているものを家で流すところから、まずは一歩 はじめてみませんか
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